言葉では上手く表現できない不思議な魅力と安心感は、温かく優しい日本の宝。
日本文化に密着し、家族の節目に寄り添い、時代の先端と古典を往還出来る知識と技術を兼ねそろえた美容師育成を目指す、美容技術の研修機関です。
ひとたび目が合うと、ずっと見つめていたくなる穏やかな懐かしさ。
それが古典美の魅力。
じっくりと凝視しないと、その本質を見せてくれない恥じらいの中には、時を重ねて培われた多くの職人技が隠されています。
受け継がれる技の連鎖を、最後に思いを添えてお客様に引き継ぐこと。
それが私たちの使命です。
●自毛・自髪で結う日本髪
個性を引き出す美しさの絶妙なバランス。狙い通りを表現するためには全てに基本が存在します。
日本髪というカタチは誰にでも作れます。
大切なのは、それぞれの美しさを結髪の中に表現出来ているかどうか。
ひたいや前髪の優しさ、耳回りのふくらみ、えりあしの優雅さ。
結う人の特徴を捉え活かした【狙い通り】を表現するには、目線、姿勢、足の位置、腕の使い方から指先の力加減まで、その全てを習得し使い分けていくことが基本中の基本なのです。
優雅な愛らしさ
自髪で結う最大の特徴は優雅さと可憐さの双方を生み出せること。頭の形は勿論、おでこの丸み、ひたいの生えくせを捉えた正しい立体構成と面の広がりは不思議な品格を醸し出し、自然な愛らしさ演出します。
結髪には想いを添えて
形を構成することが【技】ならば、美しい装いを演出することもこともまた【技】。日本髪の時代には贈答品として栄華を極めたかんざしは送り手の思いを表す代名詞でした。受け継がれる想いと職人技の連鎖、大切にしたい宝です。
道具も職人技
職人が丹精込めて作った本つげの櫛を使います。
解く、分ける、整える、抑える、留める、仮留める。手の一部となり、その役割全てを担う櫛もまた、長年使い込むことで育てていくものです。
●着付け技術
長時間でも苦しくならない、着崩れしない。襟の合わせや帯の巻き方が、身体にしんなりと馴染む着付け。
基本は着る人の特徴を見極めること。
誰が、どんな着物を着るのかによって着付けが変わります。
昔は着付けの仕方で身分や位がわかるほどその違いは明確でした。
生活に密着していた文化だからこそ、ルールとしての基礎知識は不可欠です。
また、日本人の品性としなやかな立振る舞いを表現できるのも和装独自の強み。
美を総合的に提供する者として、着物の知識と着付け技術を習得から活躍の場が広がります。
襟もとの合わせ
着付けで大切なことは身体の見極め。首を長くほっそり見せる和装の技も、襦袢を肩にかけるその瞬間に決まります。補正の調節から、紐の位置や巻き方まで、細かく指導します。
帯結び
用途や目的に応じて自由自在に変化する帯結び。着付け技術の大半を帯結びが重要性が占めているといっても過言ではありません。身体に寄り添う帯結びの習得は、身体と布の特徴を知るところから始まります。
古典着物
用途や目的に応じて自由自在に変化する帯結び。着付け技術の大半を帯結びが重要性が占めているといっても過言ではありません。身体に寄り添う帯結びの習得は、身体と布の特徴を知るところから始まります。